アイスバケツチャレンジで有名になった筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだん痩せて力がなくなっていく病気です。
しかし、筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かし、かつ運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害をうけます。
筋ジストロフィーや脊髄小脳変性症などと同じく進行性の病気です。
詳しくは下のページを参照してください。
【筋萎縮性側索硬化症ALS】視力、聴力、内臓機能は保たれる
2014年にアメリカで始まったアイスバケツチャレンジは、ALSの研究を支援するために上の写真にあるように氷水の入ったバケツを頭からかぶるか、アメリカALS協会に寄付をするという運動で、SNSで全世界に広まって社会現象となりました。筋萎縮性側
過去問
第1回 問65
50歳の男性。5年前に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断された。
誤嚥性肺炎の既往がある。1年前に嚥下困難となり胃瘻(いろう)造設術を受け、現在は配偶者の介護により在宅で療養している。
四肢の筋萎縮と球麻痺があり、寝たきりで発声は不可能な状態である。在宅医療チームの一員として心理的支援を依頼された。
この患者の支援にあたって、念頭におくべき症状として、最も適切なものを1つ選べ。
① 褥瘡
② 認知症
③ 感覚障害
④ 呼吸筋障害
⑤ 眼球運動障害
選択肢④が正解です。
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