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【依存症】薬物依存症、アルコール依存症、ギャンブル依存症

依存症 人体&疾患
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依存症と言えば、薬物、アルコールギャンブルです。

薬物依存には精神依存と身体依存があります。

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精神依存

精神依存とは、薬物を摂取したいという強い欲求と同時に、その薬物を手に入れるための「薬物探索行動」を誘発する状態です。

身体依存

身体依存とは、薬物の摂取をやめると、離脱症状と呼ばれる身体の症状が起こる状態です。
耐性や精神依存が生じた状態で、多量の依存性薬物を連用するようになると、やがて身体依存が形成されます。

例えばアルコールに対して身体依存が形成されると、アルコールが切れてくるときに脈拍が速くなったり、発汗・イライラ・手が震えたりする症状が現れるようになります。

このような状態になると、離脱症状が現れないようにするために薬物を摂取するようになり、なかなか薬物がやめられず、さらに身体依存が悪化していく悪循環に陥ります。

過去問

第1回 問94

依存と依存症について、正しいものを1つ選べ。
① 抗うつ薬は精神依存を引き起こす。
② 覚せい剤で身体依存が起こることは少ない。
③ 抗不安薬は半減期が長いほど依存を生じやすい。
④ 薬物摂取に伴う異常体験をフラッシュバックという。
⑤ 病的賭博(ギャンブル障害)は気持ちが高ぶるときに賭博をすることが多い。

① 抗うつ薬は精神依存を引き起こす。
誤りです。抗うつ薬は退薬症状が見られるものの、同じ効果を得るために服用量を増やし続ける必要や、服用を中止しても抗うつ薬が欲しくてたまらなくなるということはありません。

② 覚せい剤で身体依存が起こることは少ない。
正しいです。中枢神経興奮薬である覚せい剤は、ある程度の耐性形成はあるものの、アルコールやオピオイド類などの中枢神経抑制薬と違って苦痛を伴う激しい離脱は生じないことから、身体依存の形成は無いと考えられています。

③ 抗不安薬は半減期が長いほど依存を生じやすい。
誤りです。半減期が長いということは血中濃度を長時間高く保っていられるということなので服用回数を減らせるため依存を生じにくいです。

④ 薬物摂取に伴う異常体験をフラッシュバックという。
誤りです。フラッシュバックとはトラウマ記憶が突然鮮明に甦ることです。

⑤ 病的賭博(ギャンブル障害)は気持ちが高ぶるときに賭博をすることが多い。
誤りです。

第3回 問132

アルコール依存症の離脱症状について、正しいものを2つ選べ。
① 過眠
② 幻視
③ 徐脈
④ 多幸
⑤ けいれん

① 過眠→不眠
② 幻視→正しい
③ 徐脈→頻脈
④ 多幸→苦痛
⑤ けいれん→正しい

第4回 問126

アルコール依存症について、最も適切なものを1つ選べ。
① 不安症とアルコール依存症の合併は少ない。
② アルコール依存症の生涯自殺率は約1%である。
③ アルコール早期離脱症候群では、意識障害は起こらない。
④ 脳機能障害の予防に、ビタミン B 1の投与が有効である。

① 不安症とアルコール依存症の合併は少ない。
誤りです。多いです。

② アルコール依存症の生涯自殺率は約1%である。
誤りです。全人口の生涯自殺率は約1%程度なのにアルコール依存症の生涯自殺率は10~15%程度あります。

③ アルコール早期離脱症候群では、意識障害は起こらない。
誤りです。起こります。

④ 脳機能障害の予防に、ビタミンB1の投与が有効である。
正しいです。

第4回 問27

アルコール健康障害について正しいものを1つ選べ。
① コルサコフ症候群は飲酒後に急性発症する。
② アルコール幻覚症は意識混濁を主症状とする。
③ アルコール性認知症は脳に器質的変化はない。
④ 離脱せん妄は飲酒の中断後数日以内に起こる。
⑤ アルコール中毒においてフラッシュバックが見られる。

① コルサコフ症候群は飲酒後に急性発症する。
誤りです。コルサコフ症候群の症状(記憶障害と作話)は飲酒中に限りません。

② アルコール幻覚症は意識混濁を主症状とする。
誤りです。アルコール幻覚症は意識明瞭です。

③ アルコール性認知症は脳に器質的変化はない。
誤りです。脳の萎縮が見られます。

④ 離脱せん妄は飲酒の中断後数日以内に起こる。
正しいです。

⑤ アルコール中毒においてフラッシュバックが見られる。
誤りです。フラッシュバックは薬物中毒離脱時に飲酒などすると生じやすいです。

第2回 問133

物質使用障害について、正しいものを2つ選べ。
① コカインは身体依存性が強い。
② ヘロインは身体依存性が強い。
③ 大麻はドパミン受容体を介して多幸作用を生じる。
④ モルヒネはオピオイド受容体を介して興奮作用を生じる。
⑤ 3,4−メチレンジオキシメタンフェタミン(MDMA)はセロトニン遊離増加作用を介して幻覚を生じる。

① コカインは身体依存性が強い。
誤りです。コカインには身体依存性はなく、精神依存性があり離脱症状として妄想や幻覚があります。

② ヘロインは身体依存性が強い。
正しいです。ヘロインには身体依存性と精神依存性の両方があります。

③ 大麻はドパミン受容体を介して多幸作用を生じる。
誤りです。大麻は多幸作用を生じますが、ドパミン受容体を介して生じるものではありません。

④ モルヒネはオピオイド受容体を介して興奮作用を生じる。
誤りです。興奮作用ではなく鎮静作用です。
ガンなどの痛みの緩和に使われるやつですね。

⑤ 3,4−メチレンジオキシメタンフェタミン(MDMA)はセロトニン遊離増加作用を介して幻覚を生じる。
正しいです。

第3回 問93 

物質関連障害について、正しいものを1つ選べ。
① 物質への渇望や強い欲求を身体依存という。
② 物質の使用を完全に中止した状態を離脱という。
③ 身体的に危険な状況にあっても物質の使用を反復することを中毒という。
④ 同じ効果を得るために、より多くの物質の摂取が必要になることを耐性という。
⑤ 物質の反復使用により出現した精神症状が、再使用によって初回よりも少量で出現するようになることを乱用という。

① 物質への渇望や強い欲求を身体依存という。
誤りです。身体依存ではなく精神依存です。

② 物質の使用を完全に中止した状態を離脱という。
誤りです。離脱とは、依存性のある薬物などの反復使用を中止することから起こる病的な症状のことです。

③ 身体的に危険な状況にあっても物質の使用を反復することを中毒という。
誤りです。中毒ではなく乱用です。

④ 同じ効果を得るために、より多くの物質の摂取が必要になることを耐性という。
正しいです。

⑤ 物質の反復使用により出現した精神症状が、再使用によって初回よりも少量で出現するようになることを乱用という。
誤りです。乱用ではなくフラッシュバックといいます。

第2回 問124

ギャンブル等依存症について、正しいものを1つ選べ。
① 本人の意思が弱いために生じる。
② パーソナリティ障害との併存はまれである。
③ 自助グループに参加することの効果は乏しい。
④ 虐待、自殺、犯罪などの問題と密接に関連している。

① 本人の意思が弱いために生じる。
誤りです。依存症患者にはもはや意思が働かないです。

② パーソナリティ障害との併存はまれである。
誤りです。ギャンブル依存には精神疾患の合併が多く、その中でもパーソナリティ障害が最多です。

③ 自助グループに参加することの効果は乏しい。
誤りです。自助グループに参加することは効果があります。

④ 虐待、自殺、犯罪などの問題と密接に関連している。
これが正解です。

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