パニック障害とは
厚生労働省のページには以下のように書かれています。
パニック障害は、突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作(パニック発作)を起こし、そのために生活に支障が出ている状態です。このパニック発作は、死んでしまうのではないかと思うほど強くて、自分ではコントロールできないと感じます。
このパニック発作が出たときに逃げられない状況や恥をかきそうな状況にいることに対する恐怖のことを「広場恐怖症(広場恐怖)」と言います。頻繁に続くと、公共交通機関や人前に出ることを避けるようになり、日常生活にも支障がでます。
森田療法の創始者である森田正馬はパニック障害を神経症の一つのタイプとして「発作性神経症」と呼んでいました。
過去問
第1回 問26
パニック障害に最も伴いやすい症状として、正しいものを1つ選べ。
① 常同症
② 解離症状
③ 疾病恐怖
④ 社交恐怖
⑤ 広場恐怖
選択肢⑤が正解です。
選択肢④も少しあります。
第4回 問135
パニック発作の症状として適切なものを2つ選べ。
① 幻覚
② 半盲
③ 現実感消失
④ 前向性健忘
⑤ 心拍数の増加
選択肢③と⑤が正解です。
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