不安障害とは
不安障害について厚生労働省のページでは以下のように記載されています。
大勢の人の前で話すときや大事な試験のとき、緊張して汗をかいたり、心臓がドキドキしたりするのは当たり前の反応です。でも心配や不安が過度になりすぎて、日常生活に影響が出ていたら、それは不安障害かもしれません。不安障害は、精神的な不安から、こころと体に様々な不快な変化が起きるものです。
不安障害には以下のような種類があります。
過去問
第3回 問145
20歳の女性 A、大学年生。A は「1か月前くらいから教室に入るのが怖くなった。このままでは単位を落としてしまう」と訴え、学生相談室に来室した。
これまでの来室歴はなく、単位の取得状況にも問題はみられない。
友人は少数だが関係は良好で、家族との関係にも不満はないという。
睡眠や食欲の乱れもみられないが、同じ頃から電車に乗ることが怖くなり、外出が難しいと訴える。
公認心理師である相談員が、インテーク面接で行う対応として、不適切なものを1つ選べ。
① Aに知能検査を行い知的水準を把握する。
② Aが何を問題だと考えているのかを把握する。
③ Aがどのような解決を望んでいるのかを把握する。
④ 恐怖が引き起こされる刺激について具体的に尋ねる。
⑤ 恐怖のために生じている困り事について具体的に尋ねる。
選択肢①が正解です。
不安障害が想定され、知能検査は検討はずれです。
そもそもインテーク面接で知能検査はやりません。
第3回 問52
DSM-5の全般不安症/全般性不安障害の症状について、正しいものを2つ選べ。
① 易怒性
② 抑うつ
③ 強迫念慮
④ 社交不安
⑤ 睡眠障害
① 易怒性→正しいです。
② 抑うつ→抑うつ症候群の症状です。
③ 強迫念慮→これは強迫性障害の症状です。
④ 社交不安→これは社交不安障害の症状です。
⑤ 睡眠障害→正しいです。
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次は、強迫性障害です。
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