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レストレスレッグズ(むずむず脚)症候群

レストレスレッグズ(むずむず脚)症候群 人体&疾患
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レストレスレッグス症候群とは

レストレスレッグス症候群は、夕方から深夜にかけて、下肢を中心として、「ムズムズする」「痛がゆい」「じっとしていると非常に不快」といった異常な感覚が出現してくる病気です。

足を動かすとこの異常感覚はすぐに消えるのですが、じっとしていると再び出現してきます。

患者は布団の中でじっとしていることができず、眠くても眠りにつくことができず、何とか寝付けたとしても、睡眠が浅く、十分に眠れません。

また、足が周期的にピクッピクッと勝手に動き続けていることが多く(周期性四肢運動障害)、これも睡眠を浅くします。

このため、不眠だけでなく、日中の過眠も出現します。

過去問

第3回 問75 

70 歳の女性A。
Aは最近、昼間の眠気が強くなったと訴える。
夜間の睡眠は0時から6時頃までで変化はなく、毎日朝夕2回30分程度の散歩をしている。
高血圧のため3年前から服薬しているが、血圧は安定しており、健診でもその他に問題はないと言われている。
最近、就床すると、足に虫が這うように感じて眠れないことがある。昼間の眠気はあるが、何かをしていれば紛れる。
週3回の編み物教室は楽しくて眠気はない。食欲はあり、塩分摂取に気をつけている。
Aへの睡眠衛生指導上の助言として、適切なものを2つ選べ。
① 散歩は、睡眠に良い効果があるので続けてください。
② 睡眠時間が足りないので早く床に就くようにしてください。
③ 昼間に何かをして眠気が紛れるのであれば心配はいりません。
④ 深く眠るために熱いお風呂に入ってすぐ寝るようにしてください。
⑤ 足の不快感のために眠れないことについては、医師に相談してください。

選択肢①と⑤が正解です。

第3回 問131

むずむず脚症候群について、正しいものを2つ選べ。
① 妊婦に多い。
② 鉄欠乏性貧血患者に多い。
③ 運動によって症状は増悪する。
④ 早朝覚醒時に出現する異常感覚が特徴である。
⑤ 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)によって症状が改善する。

① 妊婦に多い。
正しいです。

② 鉄欠乏性貧血患者に多い。
正しいです。

③ 運動によって症状は増悪する。
誤りです。足を動かすと楽になります。

④ 早朝覚醒時に出現する異常感覚が特徴である。
誤りです。入眠時に出現しやすいです。

⑤ 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)によって症状が改善する。
誤りです。SSRIは無効でドーパミン受容体作動薬が有効です。

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