民法には扶養義務、親権、相続、遺言などが規定されています。
詳細は以下の記事を参照してください。
【民法】扶養義務、親権、相続、遺言、成年後見制度
民法で規定されている扶養義務、親権、相続、遺言について学びましょう。扶養義務扶養義務について覚えなければならない内容は以下の3点です。・直系血族と兄弟姉妹は互いに扶養する義務あり・三親等内の親族は家庭裁判所が認めた場合に扶養義務を負う・四親
親権について
<親権者の同意が必要なケース>
・児童養護施設への措置入所
・里親委託
・児童養護施設への措置入所
・里親委託
<親権者の同意が必要ないケース>
・虐待児童等の一時保護
・虐待児童等の一時保護
一時保護の場合、以前は親権者の同意が得られない場合は児童相談所が強制的に保護できましたが、一時保護が2カ月を超える場合は家庭裁判所の承認が必要でした。
しかし、2022年の児童福祉法改正によって親権者の同意がない一時保護は家庭裁判所の承認が必要になりました。
過去問
第2回 問134
親権について、正しいものを2つ選べ。
① 親権には財産管理権は含まれない。
② 民法には親権喪失及び親権停止が規定されている。
③ 児童相談所の一時保護には親権者の同意は必要でない。
④ 里親に委託措置をする場合、親権者の同意は必要でない。
⑤ 児童養護施設に入所措置する際、親権者の同意は必要でない。
① 親権には財産管理権は含まれない。
誤りです。財産管理権が含まれます。
② 民法には親権喪失及び親権停止が規定されている。
正しいです。
③ 児童相談所の一時保護には親権者の同意は必要でない。
正しいです。一時保護には保護者の同意を要するという規定はなく、子どもの意思に反しても実施できます。
が、家庭裁判所の承認は必要です。
④ 里親に委託措置をする場合、親権者の同意は必要でない。
誤りです。里親委託は親権者の同意が必要です。
⑤ 児童養護施設に入所措置する際、親権者の同意は必要でない。
誤りです。入所には親権者の同意が必要です。
次の記事
次は、成年後見制度について。
【成年後見制度】成年被後見人にも選挙権はあるよ、欠格条項もなくなったし
成年後見制度については、以下の記事を参照してください。社会福祉士に合格した方は、改めて学習する必要はないでしょう。過去問第2回 問103成年後見制度について、正しいものを1つ選べ。① 成年被後見人であっ...
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