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【知覚心理学】ゲートコントロール理論 by メルザック&ウォール

ゲートコントロール理論 知覚&認知
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ゲートコントロール理論とは

ゲートコントロール理論は、痛みを感じた時にその痛みの部位の周辺に触れることで、触刺激が痛みを感じさせる経路を阻害し痛みを和らげるというものです。

ウォール(P.Wall)とメルザック(R.Melzack)が1965年にScience誌に発表した痛みの制御に関する学説ですが、現在でもこの理論は色褪せていません。

痛いところを咄嗟に抑えると、痛みが和らぎますよね。

刺激を伝える神経には、痛覚を伝える細い神経繊維と、触覚による圧力などを伝える太い神経繊維があります。

複数の刺激が同時に発生すると、感覚を脳に伝える経路の門番である脊髄は、太い神経からのシグナルを優先的に受け取り、後からくる細い神経からのシグナルに対して門を閉ざします。

ゲートコントロール理論

過去問

第4回 問7

P.WallとR.Melzackのゲートコントロール理論が元来対象としていた感覚として、最も適切なものを1つ選べ
① 温覚
② 嗅覚
③ 痛覚
④ 触圧覚
⑤ 自己受容感覚

選択肢③と④が正しいですが、最も適切なものは選択肢③になります。

自己受容感覚は空間における身体のバランス、位置、動きを感知する感覚のことです。

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人間の知覚を物理学の中で捉えます。

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