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【行動変容ステージモデル】生活習慣病を治そう

行動変容モデル 人体&疾患
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行動変容ステージモデルとは、1980年代前半に禁煙の研究から導かれたモデルで、その後、食事や運動など健康に関する行動について幅広く研究と実践が進められています。

行動変容ステージモデルは、患者がいまどのような行動変化の準備状態にいるかによって、医療者がどのような援助をすれば、行動変化を促進できるかを科学的に研究したものです。

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5段階のステージ

無関心期:6ヶ月以内に行動変容に向けた行動を起こす意思がない時期(行動変容に関心がない)
関心期:6ヶ月以内に行動変容に向けた行動を起こす意思がある時期(行動変容に関心はあるが、まだ実行する意思がない)
準備期:1ヶ月以内に行動変容に向けた行動を起こす意思がある時期(行動変容に向けた行動を実行したいと思っている)
実行期:明確な行動変容が観察されるが、その持続がまだ 6ヶ月未満である時期(明確な行動変容が観察されるが、その持続に自信がない)
維持期:明確な行動変容が観察され、その期間が6ヶ月以上続いている時期(明確な行動変容が観察されて、その持続に自信がある)

心理教育をはじめとして全期間のステージで心理支援が行われます。

過去問

第2回 問53

生活習慣病やその対応について、正しいものを2つ選べ。
① 心理的支援は、準備期以降の行動変容ステージで行われる。
② 腹囲に反映される内臓脂肪型肥満が大きな危険因子になる。
③ 問題のある生活習慣のリスクを強調することにより、必要な行動変容が進む。
④ メタボリック症候群の段階で行動変容を進めることが、予後の改善のために重要である。
⑤ ライフスタイルの問題によって引き起こされる疾患であるため、薬物療法の効果は期待できない。

選択肢②と④が正解です。

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