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【国際生活機能分類ICF】健康状態は生活機能3つと背景因子2つで決まる

ICF 健康&医療
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ICFについては、以下の記事を参照してください。

「ICF(国際生活機能分類)」の覚え方
ICF(国際生活機能分類)は捉えどころがなく、何を覚えればよいのかわかりませんよね。ここではICFを理解し覚える手順を伝授します。

社会福祉士に合格されている方は、勉強する必要はないはず。

とりあえず以下の図が自分で書けるようになっていればOKです。

ICF
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過去問

第1回 問126

WHO(世界保健機関)によるICF(国際生活機能分類)の障害やその支援に関する基本的な考え方について、正しいものを2つ選べ。
① 生活機能と障害の状態は、健康状態、環境因子及び個人因子が相互に影響し合う。
② 生活機能の障害は、身体の機能不全によって能力低下が引き起こされる中で生じる。
③ 障害とは、心身機能、身体構造及び活動で構成される生活機能に支障がある状態である。
④ 障害とは、身体的、精神的又は知的機能のいずれかが一般の水準に達しない状態が継続することである。
⑤ 障害への心理的支援においては、診断名ではなく、生活の中での困難さに焦点を当てることが重要である。

① 生活機能と障害の状態は、健康状態、環境因子及び個人因子が相互に影響し合う。
正しいです。あの図が頭に入っていれば、この文章がドンピシャであることがよくわかりますね。

② 生活機能の障害は、身体の機能不全によって能力低下が引き起こされる中で生じる。
間違いです。身体の機能不全だけでなく、活動制限や参加制約などの総合的な作用によって生じます。

③ 障害とは、心身機能、身体構造及び活動で構成される生活機能に支障がある状態である。
間違いです。「参加」が入っていません。

④ 障害とは、身体的、精神的又は知的機能のいずれかが一般の水準に達しない状態が継続することである。
間違いです。障害は「活動」や「参加」も影響しています。

⑤ 障害への心理的支援においては、診断名ではなく、生活の中での困難さに焦点を当てることが重要である。
正しいです。ICFとはこういうものです。

第4回 問93

世界保健機構WHO による国際生活機能分類ICFの説明として正しいものを1つ選べ。
① 分類対象から妊娠や加齢は除かれる。
② 医学モデルと心理学モデルに依拠する。
③ 社会的不利が能力障害によって生じるとみなす。
④ 生活上のプラス面を加味して生活機能分類する。
⑤ 心身機能・構造と活動が、それぞれ独立しているとみなす。

① 分類対象から妊娠や加齢は除かれる。
誤りです。妊娠や加齢は個人因子に含まれます。

② 医学モデルと心理学モデルに依拠する。
誤りです。医学モデルと社会モデルを総合した統合モデルです。

③ 社会的不利が能力障害によって生じるとみなす。
誤りです。これはICIDHの内容です。

④ 生活上のプラス面を加味して生活機能分類する。
正しいです。

⑤ 心身機能・構造と活動が、それぞれ独立しているとみなす。
誤りです。相対的独立性はありますが、相対的依存性もあります。

次の記事

次からは神経・生理心理学に入っていきます。

まずは、について。

【神経・生理心理学】大脳、脳幹(間脳、中脳、橋、延髄)
大脳前頭葉第一次運動野運動前野前頭眼野連合野(前頭前野、眼窩野、ブローカー野)前頭葉の左側にあるブローカー野が損傷すると、ブローカー(運動性)失語になります。これは、言葉は理解できるけど、うまく言葉が出て...

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